地域内および地域間の知識連携と技術の多様性がヨーロッパ地域の知識生産性に与える影響

Ivan De Noni, Andrea Ganzaroli, Luigi Orsi (2017)

「地域内および地域間の知識連携と技術の多様性がヨーロッパ地域の知識生産性に与える影響」

 

(概要)

  • 地域間連携は、地域の知識生産性に悪影響を及ぼしうる。
  • 地域間および地域内の連携のバランスがとれていることが必要である。
  • 連携バランスと技術的多様性との相互作用もまた必要である。

 

(詳細はこちら)

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0040162517300136

 

公的支援が投資と研究開発に及ぼす影響:欧州の製造業に対する実証的評価

Oliviero A. Carboni (2016)

公的支援が投資と研究開発に及ぼす影響:欧州の製造業に対する実証的評価」

 

(概要)

  • 7つのヨーロッパ諸国の製造企業において、公的助成金は企業の投資と研究開発にプラスの効果をもたらし、受給企業が公的支援なしに費やす以上に投資していることを示唆している。
  • より詳細には、補助金は伝統的な投資に一貫して影響を与えるようであり、同様に研究開発インセンティブは研究支出にプラスの影響を与える。

 

(詳細はこちら)

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0040162516307016

 

 

頭に釘を打つ:公的補助金とオープンイノベーション効率との関係を探る

Marco Greco, Michele Grimaldi, Livio Cricelli (2017)

「頭に釘を打つ:公的補助金とオープンイノベーション効率との関係を探る」

 

(概要)

  • 公的補助金とオープンイノベーションの関係について、地方、国家、および欧州当局が提供する資金がオープンイノベーションの効率とどのように関連しているかを評価する。
  • この調査は、43,230の欧州企業の広範なサンプルを分析することにより、公的補助金の3つの類型が受益者の連携関係と関連していることを確認している。
  • 地方と国の補助金はオープンイノベーション効率に正の相姦があるのに対して、欧州の補助金は統計的に有意に関連していないことを示している。

 

(詳細はこちら)

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0040162517302123

 

エビデンスに基づく政策へのアプローチ:3つの視点

Bernadette Wright (2016)

エビデンスに基づく政策へのアプローチ:3つの視点」

 

(概要)

研究者や実践者が高価な新しい研究から、

既存の研究の効果的な合成に移行する理由とは。。。

 

最も有用で信頼できるエビデンスは何か?

どのオプションが最も強いエビデンスに基づいているか?

自信を持って意思決定するための十分なエビデンスはあるか?

社会研究者は、一般に、これらの質問に3つの一般的なアプローチのうちの1つを採用する。

1. “Randomista” Evidence Registries

2. “Explainista” Evidence Syntheses

3. “Mapista” Knowledge Maps

 

(詳細はこちら)

ssir.org

 

「エビデンスの定義」ではなく、エビデンスの基盤を拡げる

Lisbeth Schorr & Srik Gopal (2016)

「『エビデンスの定義』ではなく、エビデンスの基盤を拡げる」

 

(概要)

ソーシャルセクターは、大規模で画期的な取り組みにつながるような、幅広い知識基盤の構築に重点をおく必要がある。

エビデンスの定義以上に、より磐石なエビデンスが求められる。複数の情報源から幅広いエビデンスを生成し適用するアプローチは、ソーシャルセクターのアウトカム向上能力を強化するものであり、弱めるものではない。それは社会政策の取り組みを支えるためのより有望で磐石な知識基盤を構築するものである。

 

(詳細はこちら)

ssir.org

重要事項の測定~5つの助成金パフォーマンス測定の罠とそれらを回避する方法~

Marc J. Holley, Cheri A. Recchia, & Valerie Bockstette (2016)

「重要事項の測定~5つの助成金パフォーマンス測定の罠とそれらを回避する方法」

 

(概要)

  1. The Micromanagement Trap
  2. The Hedge Trap
  3. The At-Least-It’s-Measurable Trap
  4. The Full-Control Trap
  5. The Complexity-Cannot-Be-Measured-Objectively Trap

 

(詳細はこちら)

ssir.org

 

地方創生と経済成長:有効な政策は?

2015年10月に開催された大分市・RIETI経済シンポジウムの配布資料。

 

(開催案内)

日本経済の成長のためには、地域経済の活性化は欠かせないが、人口減少と少子高齢化は地域経済に大きな影響をもたらしてきている。政府はさまざまな政策により地方創生に取り組んでおり、各地域には、地域資源の活用など、地域の特徴を生かし、その潜在力を発揮していくことが求められている。大分においては、豊かな自然や工業基盤などを生かした種々の地域活性化政策が進められているが、より一層の取り組みが必要となっている。

経済産業研究所(RIETI)では、研究の柱の1つとして地域経済の活性化を取り上げている。近年の急速なグローバル化の進展に伴う産業集積や都市形成を理論的に分析する空間経済学はその研究のベースとなるものである。

本シンポジウムでは、空間経済学からみた地方創生のあり方について紹介したのち、大分の地域経済の活性化に取り組んでいる方々とのディスカッションにより、今後の大分をはじめとする地方の創生、経済成長に有効な政策などについて考えていくこととする。

 

(詳細はこちら)

www.rieti.go.jp